フォーカスイシュー
クライアント:ITベンダー B社様

AIスタートアップとのアライアンスによるビジネスディベロップメント

背景

B社はAIを使ったビジネスディベロップメントの早期立上げを志向し、尖ったAI技術を有するスタートアップを探していました。そのため、深層学習をはじめとするAIのテクノロジーに精通し、グローバルのテクノロジー系スタートアップに広範なネットワークを有するコンサルティングファームの支援が必要であると考え、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(以下、EYACC)のイノベーションチームが起用されました。

このプロジェクトのスコープは、B社のビジネスデザインを同社のメンバーと再構築し、ビジネスを実現するための機能を提供できるAIスタートアップをグローバルから探し出すことでした。


※ EY Globalは毎年、"Ernst & Young Entrepreneurship of the Year Award"を開催し、新たな事業領域に挑戦する企業家を表彰している。例えば1997年にはJeff Bezos率いるAmazon.com、2003年にはSergey Brin と Larry Page率いるGoogleが、それぞれアワードを受賞している


支援内容

膨大な数のAIスタートアップをいかに評価し、絞り込むか、選定後のB社との座組交渉をいかにスムーズに進めるか、がプロジェクトの大きなポイントでした。
そこで、EYACCはショートリストに残ったスタートアップの差別化要因の発現メカニズムを分析し、具体的には「ヒト」「カネ」「モノ」「コト」の4つの視点を組み合わせてメカニズムを分析する独自手法を使い、評価・選定をしました。
この分析手法は、シリコンバレーで起業経験のあるベンチャーキャピタリストたちとのディスカッションを通じて、生まれたものです。また、座組みについては、EYグローバルが過去の類似プロジェクトで得た大企業とテクノロジー系スタートアップとの交渉戦術をアレンジし、活用しました。

EYACCはプロジェクト立上げにあたり、AIスタートアップの情報や交渉戦術のノウハウを世界中から広範かつ効率的に収集するため、グローバルのイノベーションチームやデジタルチームとの連携体制を構築しました。またコンピュータサイエンスの博士号を持つコンサルタントや大企業でコーポレートベンチャーキャピタルの経験のあるコンサルタントなどの混成チームを編成し、B社のビジネスディベロップメントを担当するメンバーと共にプロジェクトを推進しました。


成果

B社のプロジェクトリーダーより「自分たちで進めていた時は遅々としてプロジェクトが進まなかったのですが、驚くほど短期間で世界のAIスタートアップを評価していただいたところから、プロジェクトの流れが一気に大きく変わりました」とのコメントをいただきました。

現在、B社では、当初ターゲットとした領域のビジネスデザインに留まらず、他の領域にもターゲットを広げ、同様の手法でビジネスディベロップメントに取り組んでいます

*本事例は事実に基づき一部加筆・変更しております。